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1995年12月13日(水) ![]() | 公的事業に初のオープンシステム『山陰経済新聞』 「白鳳の里」増築工事に 米子・山中設計 建築設計と施工監理を行う(有)山中設計(山中省吾社長、米子市米原)はこのほど、第三セクターの(株)白鳳(淀江町長・森本和夫社長、西伯郡淀江町)が計画の「白鳳の里」増築工事の設計と施工監理を受注、同工事に山中設計が開発したオープンシステムを採用する。行政などの公的な施主が発注する工事に、同システムが使われるのは今回が初めてとなる。 まず、工事は「白鳳の里」(西伯郡淀江町福岡1548−1)に鉄骨平屋建て延べ230平方bを増築する。平成8年2月に着工し、完成は8年5月の予定。 今回採用するオープンシステムは、基礎工事や電気設備工事など各専門工事ごとに入札を行い、各工事の最低入札価格を出した業者に工事を発注する方式。各工事で適正な価格競争を生み工事コストの低減を目指す。現時点で、「すし弁慶境港店」や酒類店舗の「アルク」など8件が、このオープンシステムで建築されている。山中設計では、ゼネコンや工務店といった総合建設業者が、各工事に系列業者を使う従来の方式では不透明な部分が多く、高コストを招くと判断し、平成4年に同システムを考案した。 オープンシステムは、具体的に、一般住宅などを対象にした指名コンペ制の「T−1」や、大規模な建築物を対象に完全な公開コンペ制の「T−2」といったタイプに分かれる。「白鳳の里」増築工事に採用する「T−2」タイプは、まずトータルの工事価格の見積りで、最低価格を出した総合建築業者が工事全体の施工管理を請け負う。そして、施工管理に選ばれた業者の系列内外を問わず、各専門工事ごとで最低見積り価格を出した業者が工事を担当する。建設業者のもつ施工管理のノウハウを生かし、さらに公平な入札によりコスト低減を図るシステムとなっている。今回の見積りの説明会は12月21日で、見積り参加会社の募集締め切りは25日となっている。見積参加資格は完全にオープン。 山中社長は、「このシステムで、公的な事業のコストを下げることは社会のためになる。日米構造協議で指摘された日本の建設業界の非合理性や、内外価格差でクローズアップされた高すぎる住宅の値段などの問題点は、オープンシステムが普及すれば解消の方向に向かうはず」と話している。 | オープンシステムの記事 (その他の体験ブログ) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |