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1995年12月17日(日)

公共工事にオープン入札公共工事にオープン入札


公共工事にオープン入札


『山陰中央新報』
山中設計(米子)が初の採用〜淀江「白鳳の里」増築


 建築設計事務所の山中設計(米子市米原5丁目、山中省吾社長)は、鳥取県淀江町が第三セクターで運営する「白鳳の里」の研修棟増築工事に、業者入札を自由にし廉価が明確にできる「オープンシステム」を採用する。公共工事の入札を体系化しオープンにした仕組みは、全国でも初めてのケース。これまで解決が困難だった談合の排除をはじめ、建築コストを下げる新手法として注目される。

 白鳳の里の増築工事は、第三セクター、白鳳(淀江町福岡、社長・森本和夫町長)が発注者。本館に隣接して鉄骨平屋建ての和室研修棟(約230平方b)を建設する。

 オープンシステムは平成2年に同社が開発し、これまで住宅、店舗など民間の建設に41件の実績を持つ。基本的には総合建設会社、工事会社を個別に入札し、設計会社が管理する。今回行うのは、現場管理する総合建設会社と、専門工事会社をそれぞれ競争入札して最低価格の業者を決めていく「タイプ2」システムを採用する。

 設計会社が入札を代行することで、従来、談合につながる業者間の話し合いを排除できるのが特徴。そのため設計会社は提出する見積書を郵送方式に限定し、参加業者との接触を持たない仕組みにした。

 金額は各項目の最低価格が基準。総合建設会社は利害関係のある下請け業者の選択ができないことから、コストダウンにつながる。設計会社が各工程の金額を専門知識で管理し、各工程の明細金額も発注者にオープンにできるのもメリット、という。

 同社は、鳥取県西部の建設業者約100社、電気、水道など専門工事会社約300社に対してファクスで入札参加を呼び掛けた。希望業者、一般市民を集めて 21日、発注説明会を同役場で開く。25日まで参加業者の申し込みを受け付けた後、設計図を送付。来年1月16日を期限に見積書を郵送で受けて委託業者を最終決定する。2月に着工し5月未に完成の予定。

 白鳳の渡辺政則取締役支配人は「低コストや談合排除、地域業者への参加機会の拡大などのメリットがあり、森本社長(町長)の考えとも一致。流れを変えるために踏み切った」と波及効果を期待する。

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