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建築の - 設計の価値

2004年4月2日(金)

築50年の広島の民家築50年の広島の民家


築50年の広島の民家


築50年の広島の民家、棟のところにはちょんまげみたいな棟飾りで初めて見た形。この辺の民家は皆そうなのか?平屋なのに重厚な趣で時間の重みを感じます。

中は基本的には『田の字』の一部変形型。4つの和室の南と西に縁側があります。玄関は打ち放しの土間で、その先には居間があります。当初の造りは、居間も台所も土間が続き、かまどなどがきられて、寒々とした台所の土間が続いていたのでしょう。50年の間に工夫されリフォームされてきたのが判ります。

私の実家もそうでしたが、台所仕事は土間、食堂は板張りというのが昔ながらの造りでした。『昔の台所は寒くて炊事が大変だった。今はよくなってほんとに暖かくなったわ』と母が言ってました。

最近、土間を取り入れたプランをよく見かけますが、母に言わせれば『なんでわざわざそんな寒いことを・・・』という感じです。高気密・高断熱にするのにコストをかけて、さらに土間で熱を浪費するなんて馬鹿なことをということですね。

WC 納戸の
和室
納戸の
和室
畳敷の
居間
板間の
台所
床間のある
和室
仏間のある
和室
玄関 洋室の
寝室

4つの和室は典型的な田の字。縁がくるりと廻ってます。南側の和室2つには、それぞれ床間有り・仏間有りの二間続き。やっぱり日本人はこれが落ち着きますね?全部の障子や襖を取り外したら広い開放的な空間が広がります。親戚や近所の人が大勢集まってワイワイやってる光景が目に浮かびます。

北側二間は納戸替りに使用されているようです。南側の和室には床間や収納が邪魔して繋がっていません。これでは、南から北に風が通らない?ここは山のほうですから、夏の涼しさよりは、冬の暖かさを優先してあるのかもしれませんね。

和風の家もいいですね。外の自然と繋がるような家であればいいと思っています。住む人には自然を楽しんでほしいです。住まいの造りは、その地方の自然や風土に適合しながら、いろいろ進化してきたのだと思います。2×4やプレハブは、全国にむりやりばらまかれ、画一的な仕様で大量生産され、現場の工事を省くために工場生産された部材を使ってます。造る側の都合にあわせた家って、本当に良い家なのでしょうか?

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