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2004年5月6日(木)

フリーウッドフリーウッド


フリーウッド


M邸の建前。昼過ぎに行って見ました。早いなーと言うのが第一印象。確かに坪数小さな現場ですが昼過ぎにこの状態、今日中に屋根までかかるのではと思いましたがそこまではいかないと、蔵本さん。

この現場は、フリーウッドの軸組パネル工法です。
柱と柱の間に工場生産の厚さ100mmの耐力壁パネルをはめ込んでいきます。耐力壁パネルは三層構造になっており、中芯36mmを32mmの内壁・外壁でサンドイッチしています。見るからに木の塊、木の家という感じです。

在来工法だと、柱と柱の間には間柱しか入らず、内壁と外壁の間は空間です。内断熱だとこの空間を利用して、断熱材を入れ込みますが、外断熱だとまったくの空きスペースになってしまいます。フリーウッドは、木の持つ断熱性能まで見込んで、この壁空間を木でいっぱいにしています。

また、内装もパネルが兼ねます。杉やヒノキを貼った無垢材の仕上げになります。一般的なクロス仕上げだと、下地に石膏ボードを貼りパテ処理してクロスを張っていきます。

この材工共の値段分まで含まれているのですから、こんなに木を贅沢にたくさん使ってあっても価格的にはそんなに変わらないんだそうです。

確かに、建前の時にパネルをはめ込むと、それで仕上げまでできたことになります。あとは、工事中に傷がつかないように気をつけてれば良い訳です。床も断熱材を貼り付けたパネルになっていて畳みたいに敷きこんでいきます。現場作業の安全性を考えると、建前のときにすでに床ができているほうが良いです。2×4みたい。

ログハウスが好きだ、木の家がいい、という自然派志向の人には、とてもよい工法だと思いますが、一般的には少し木目がくどく感じるのではないでしょうか?床も壁も天井も全て木目という空間で長時間いることを想像するに、やっぱり自然が一番!と思えるでしょうか?やっぱり茶色の幹があり、緑の葉っぱがあり、その上には青い空が広がっている光景が自然というものでしょう。木目で囲まれた箱の中にいて、これが自然だって思うこと自体不自然では、と思うのです。


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