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建築の - 設計の価値

2004年6月16日(水)

細長い敷地細長い敷地


細長い敷地


『日曜日にUさんが打合せに来られるので、出たい人?』という山中社長の呼びかけに、真っ先に手を上げたのは渡辺さんでした。日曜出勤を嫁娘が許してくれるだろうか?という不安が一瞬よぎり、2番手となってしまいました。

当然です。日曜日であろうと祝日であろうと建築主のあるところOS建築士は行くのです。娘よ、お父さんの休みは無いと思いなさい。と、自分の都合の良いように云っています。

Uさんは、奥さんが以前話を聞きにこられて、今回はご主人がメインの説明会でした。山中社長は、どんどん説明していきます。明快でわかりやすいです。これを何とか習得して話せるようになりたいといつも思うのですが、道のりは遠そうです。

事務所での説明が終わり、昨年竣工したH邸を見学させてもらうことになりました。西村さんの担当現場です。引渡しした後のお宅を見学させてもらうのは、なかなか難しいものです。生活の場を他人に見られるのですから当然でしょう。Hさんは快く承知してくれました。このあたりにも担当の西村さんの実績が伺い知れます。

H邸は竣工検査のときに見せてもらっていましたが、人が入って生活しだすといっそう良くなります。家具が入りアクセサリーが飾られ、やっぱり家は住む人のものです。これから庭ができ木が植えられてますます家らしくなっていくのでしょう?

それじゃ、Uさんの敷地を見に行ってみましょうか?ということになりました。『細長い敷地なんですよ』とご主人は言われてましたが、確かに細長ぁーーーい敷地でした。300坪もあるのに間口が10mぐらいしかありません。ということは奥行き100m?ですよね。

既存の建物が4棟建っていて、昔ながらの民家です。蚕を飼っていたという小屋があり、蔵造りの建物もありました。一族で住んでいたとのことで、恐らく2〜3家族程度で暮らされていたのではないでしょうか?1棟目の中を見せてもらって裏に回るとまた別棟が現れます。間は十分離れていて、庭木が植えられています。見終わって裏に回るとまた別棟が・・・。小さな村ですね、これは。

中国の四合院を連想しました。敷地の中心を囲むようにして口の字に建物を配しています。前屋の門をくぐると中庭があり、主屋がどんと見えてきます。治安の悪かった中国では、外からの進入を防ぐため、外壁を強固にし窓も上のほうにしかつけなかったのだそうです。そして生活の場は中へ中へと向いてゆき、広くて開放的な中庭の利用度がましていったとか、、、

一族数十名で生活する中国ならではの様式ですね。Uさんのお宅も昔はおじさん@が中庭@で草むしりをし、お母さんは小屋Aで蚕の世話、おじさんAは、小屋裏で蒔き割り、おばさん@とおばさんAは井戸で洗濯、お父さんとおじいさんは蔵の品々を天日干し、子供@〜Dはかくれんぼしてて、という光景が細長い敷地にもしかしたらあったのかも?

さて、こんなに長い巨大な敷地をどうすればよいのでしょう。普通サイズの住宅ならば3棟建てても余ります。敷地の中央は間口付近よりいくらか幅があります。この部分を利用して建てたほうが良い気もしますが、なんとなくピンときません。『コートハウスっぽい四合院風の中庭一体型住宅』なんてどうでしょうか?これもまだまだですね?

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