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建築の - 現場の代

2004年7月13日(火)

地縄張り地縄張り


地縄張り


現場で最初にやる作業は、地縄張りだろうと思います。プランニングの際に現場にいって調査したり考えたりはしますが、工事に直結するような作業ではありません。

最初に敷地境界線からの離れを出して、建物の一辺の縄を張ります。その次に直角を出すためにもう一辺と対角線で点を決め、縄を張ります。そして、もう一個の一辺ともう一個の対角線でもう一個の点を決め、縄を張ります。そして、・・・とにかく建物の外郭が判るような縄が張れたらお終いです。

この敷地に描いた図面を、建築主に見てもらって建物の位置を確認してもらいます。そして、これを基に大工さんと一緒に丁張りを行います。とても重要な最初の一筆です。

今日は、渡辺さんの宍道湖の現場と大西さんの山中町の現場をはしごしました。渡辺さんと大西さんは歳も同じで、山中設計に入社の時期も同じ頃です。何かと気が合うようです。これまでも現場の節目節目には、独りではできないような作業を今日みたいにお互いに助け合ってこなしています。

オープンシステムは、基本的には担当する建築士の力によるところが大きいです。特に住宅のような建築物は、設計から施工まで独りで進めるほうが都合が良いようです。でもどうしても独りでは難しい作業はあります。そんな時、協力してもらえる同僚がいることは、とても心強いことだと思います。オープンネットもそのような意味合いから生まれた組織ではないでしょうか?

『T邸の時は、寒かったですね?』
『あぁ、あの時は直角が全然出なくて、往生したよね?』
などと前の席では、昔の地縄話です。

この作業、最初の現場のことを思うと大変緊張します。1〜2cmずれたからといって大勢には影響ないですが、そのずれでそのまま工事が進んでいきます。正確にやらなくては、この杭に0をあわせて真直ぐ見通して・・・と思いつつ、これは昔やったよな?と思いだしました。

実は私、8年前は測量会社に勤めていました。もっぱら反射鏡を持ってあっちに行かされこっちに行かされしていましたが、何でこんなことしなきゃいけないの?何か役に立つの?と思っていましたが、今まさに役に立っている現実。いやぁ、どんな仕事でも将来役に立たないものなど無いんだなぁ、と思いつつ必死に縄を引っ張ってました。

工務店にいたころは、何もかもが苦痛のように思えてましたが、今思うとそれでも家を建てるのは楽しかったように思います。お施主さんにうそをつかなければならない苦痛が想像以上に大きかったのです。オープンシステムではそれはありえません。現場を回りながら、職人さんと進捗の打合せをしたり、役所に届けを出す準備をしたりと、だんだん昔のことが思い出されます。

さあ、これから現場が始まります。桐山さんが良く言われる『社会的に建築主のお役に立てるような建築士』になるのが目標です。がんばります。感謝。

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