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2004年11月16日(火) ![]() | 星野さんの塗壁分解発注担当の現場が解体工事に入りました。 最近感じることは、やっと米子に来たんだなぁ、と言うことです。4年も住んでいながら間抜けな話ですが、事務局での仕事は、全国の会員さん相手ですし、ほとんど会社以外の人とは接触がありませんでした。 現場で業者さんと打合せをし、事務所に帰る道すがら、こんな風景だったっけ、と改めて建築が地場産業であることを思いました。 そして、星野さんの塗壁分解発注に大感動です。 確かに競争入札だけでは本当の意味でのコストダウンには結びつかないと思います。クロスの単価は大体同じだし、100円200円の違いで業者を決定できたとしても、全体の工事費に対して大した影響を及ぼしません。 言われてみれば分解発注は、分離発注オープンシステムの基本だと思います。ただそのためには、これまでの見積方法を一から組み替えて、業者さんとの暗黙の了解、シキタリみたいなものを打ち破らなければなりません。 そういったことができるのも、星野さんが現場で確固たるイニシアティブをすでに確立しておられるからできることなのだなぁ、ともっともっと実践で勉強しなければと、OS若葉マークの私は感動しました。 星野さん初め、多くの先人がいろいろなアドバイスを惜しげもなく披露してくれるこの会は、まったくありがたいと思います。 オープンネット建材に関してもそうです。事務局の頃は、現場の事がなかなか判らず、建材を売ることの難しさばかりが先行していましたが、いざ現場を持つ立場になると、そのありがたさが実感できます。 次回の現場では、チャフウォールを使おうと思います。これは高田さんや多くの方の実践での保証があるから安心できます。外断熱か充填断熱か迷っていましたが、ウールブレスを使って充填断熱でいこうと決めました。山田さんの現場では実証済みですよね? 山中設計でも、新日軽さんのサッシ並みに他のメーカーのサッシが入るようになってきました。サッシに限らず他のものもそうです。 現場の数が多くなったのもありますが、やはりオープンネットという全国組織の後ろ盾があればこそでしょうし、北海道では、九州ではと各地のガンバっている会員さんの情報が知れるところとなっているのでしょう。 こういった類のものは、決して一つの事務所では実現し得ないものだと思います。いろいろな事務所が集まってオープンシステムの部分部分を分解して構成しているような、有機的なつながりを感じます。 今はぶら下がってばかりですが、早くこの構成要素の一つになりたいものだと、焦る自分でした。 | 職人の値 (その他の体験ブログ) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |