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2005年1月19日(水) ![]() ![]()
| 工事契約会A本日は朝から初めての地鎮祭、昼から初めての工事契約会を行いました。大きな問題もなく、無事終了できました。 場所は米子コンベンションセンター。およそ十数社の専門工事会社さんと建築主がそれぞれの工事について個別に契約します。 契約会は蔵本さんが司会進行もおぼつかない私に代わって、どんどん進行してもらいました。契約書の竣工予定日が違っていて業者さんに突っ込まれてタジタジになっているときは助け舟を出してもらいました。 工事契約書は、契約書の下に見積もりの明細書を付けて、その下に約款、図面・・・と結構なボリュームになります。建築主と専門工事業者双方の分を用意して、お互いに向き合って調印してもらいます。 建築主にとっても専門工事業者にとっても初顔合わせです。一括請負工事では、もしかして顔を合わせることも無かったかもしれない家づくりの主役たちですが、OS(CM)ではこんなに早い段階から顔を知ることになります。 契約会のときは、OS(CM)らしくふさわしい文句をと考えながらなかなか思いつかず困っていたところ、OS支援ソフトにありました。『見積・業者選定業務』の『見積要綱書』の一番下です。 オープンシステム(分離発注)について 1. オープンシステム(分離発注)では、工事に参加するそれぞれ の業者が建築主と 工事請負契約を直に交わします。従って、 従来のように「下請け業者」ではなく、 「元請け業者」となります。 2. 工事代金は、建築主からそれぞれの業者へ直接支払われます。 工事出来高による 月末〆、翌月支払いを原則とし、現金または 銀行振り込みで支払われます。 3. それぞれの業者は元請け業者として政府労災保険に加入しなけ ればなりません。 4. それぞれの業者は工事を請負った範囲において「施工管理」と 「安全管理」を行わ なければなりません。設計事務所は、監理者 として「工程の調整」と「施工状況の検査」を行います。 本日の契約会に必要な経費は、会議室賃料の1700円のみです。 しかし、このOSの仕組みを何もないところから始めると仮定すると、とんでもなく果てしない経費です。今日やった契約会などは、この形式に達するまでにいったいどれだけの時間と労力がかかるのでしょうか? このシステムをつくりあげた先人の方々に感謝です。 | 分離発注の値打 (その他の体験ブログ) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |