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2009年6月4日(木) ![]() ![]() ![]() | 県産材助成金鳥取県には『県産材助成金』という県の助成制度があります。正式には『木の住まい助成事業』という制度で 「県内に自ら居住するために、一定量以上の県産材を活用して木造住宅を建設又は購入される方に対し、1戸につき最大80万円を助成します。 また、伝統的な工法による条件を満たされる方には、さらに1戸につき15万円を助成します。」 という内容です。くだけて言うと、鳥取県産の材木を1m3使用する毎に4万円の助成金がもらえるというものです。建築主が県に対して申請するのが基本ですが、面倒な手続き等は我々が代行しています。予算調整のときとかはとってもありがたい制度です。 上限80万円ですから、20m3の県産材まで使用できますが、たいてい構造材だけでは上限までは達しません。それで他には該当する材料がないかと建築主と検討を繰り返します。 たとえばJパネル。杉板を繊維方向にくっつけ、三層構造にしたパネルで、県内のレングスという会社が作っています。 1枚あたり 1.82*0.91*0.036 = 0.0596232m3 ですから 0.0596232*40000 ≒ 2400 円/枚 の助成金が受けられます。単価9000円はする材料ですから、造作材に使うのは勇気がいるのですが、9000-2400=6600円だったらシナランバーコアとたいして変わらない金額になります。 また12mmのJパネルだと、36mmの1/3ですから、 1枚あたり 2400*1/3 = 800 円/枚 の助成金がもらえます。床板だと1坪1600円マイナス、屋根野地を現しにしたい場合などは普通の下地野地と変らない金額で張ることができます。 県産桧のフローリング材も製材所で引き割ってもらえます。 1坪 3*0.015*0.105*11枚 = 0.051975m3 ですから 0.051975*40000 ≒ 2100 円/坪 ちょっとした外材のフローリングよりも安く貼ることができます。 | 住宅の価格 (その他の体験ブログ) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() | |||||||||||||||||||
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